心不全の診断と検査

どんな診断や検査がある?

心不全かどうかを診断するためには、まず、息切れや動悸といった心不全特有の症状があるか問診を行い、さらに、聴診、胸部X線検査、心電図検査、心エコー検査などのさまざまな検査を行って、総合的に判断します。
また「血液検査」も有力な手がかりになります。採血を行って、心臓から分泌されるホルモンの一種である脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)を測定します。BNPは、心臓に負担がかかったとき、心臓が自分を守るために出すホルモンであり、一般的に高値であるほど症状は強く、重症になるとされています。病院によっては、BNPのかわりに、NT-proBNPを測る施設もあります。NT-pro BNPは、BNPというホルモンのいわば副産物です。

重症度の基準は?

心不全の重症度をあらわすものとしてよく使われるのが「NYHA(ニューヨーク心臓協会)心機能分類」です。日常の生活動作(労作)で、症状(呼吸困難、疲労感、動悸、胸の痛み等)が出るかどうかで分類されています。

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